「有言実行」
これまで私に関わってくれたすべての人に恩返しをする気持ちで臨む。
それが、今の私の役割であり、使命です。
役職:会長 リフォーム・資産活用
名前:久米 義雄(くめ よしお)
生年月日:1950年3月23日
星座:おひつじ座
血液型:A型
出身:行方市
趣味・お休みの日の過ごし方:ゴルフですね。朝、小美玉店で経営しているコインランドリーの掃除のついでに、練習場に行くのが楽しみです。
久米工務店での主な役割は?
地元地域の家守りとして、そして、久米工務店の創業者として、主にこれまでお世話になったお客様の住まいの相談役としてリフォーム、建て替え、資産活用のお手伝いをさせていただいております。
また、太陽光やIHをはじめとした、生活を快適にする最新設備は、メーカーと協力しながら、よりよいものをお客様にお届けするために常に研究、実践しています。
久米工務店(この業界)に入ったきっかけは?
常磐線にまだディーゼル汽車が走っていた頃、農家の家に生まれた私。
小学校に入る前から夏休みは畑で農作業をする毎日でした。
当時は、乳牛も飼っていたので幼心に「牧場をやろう!」なんて思っていたものです。
でも、ある時私は将来、大工になることを決めました。
私たち家族が住んでいたのは、草葺の家。母親はいつも「家を建てたいなぁ」と言っていました。そんな母親の想いに応えたい、そう思った私は、大工の道に興味を持ちました。
そのことを母親に相談をすると「大工になれば自分で家を建てられる、稼ぎもいいぞ」と言われ決意。中学3年の3学期から、住み込みで大工修行がはじまりました。
当時の初任給は500円。床屋が350円の時代。住み込みだったので、食事と寝床があることでなんとか生活できるという状況でした。
その時の親方の教えは「有言実行」。
そこには「嘘をつかない」という、今の久米工務店の家づくりの根底にある「真心」と同じ意味が込められています。
修行をはじめて3年後、大工として独立。
やがて21歳で結婚。両親に実家を建てることもできました。
そして、22歳で現社長の雅文が生まれ、
その後は、
良いことも、悪いことも、
ここでは語りきれないくらい色々なことがありましたが、
地元に3つの支店を持ち、本社にはプレカット工場をつくるなど、
なんとかここまでやってくることができました。
会社を社長に任せた今は、
心より恩返しの気持ちで今までお世話になった方、そして、ご迷惑をかけてしまった方たちのために、仕事をしていきたいと思います。
この仕事を「やっていてよかった!」と思う瞬間はどんなとき?
やっぱり、お客様が笑ってくれた時が一番です。
私の家づくりは、
お客様のご要望をお聞きすることはもちろんですが、
プロとして「これは良い」ということは、積極的におすすめします。逆もしかり「これはお客様のためにならない」ということは、たとえお客様の要望であっても、オススメしない理由を正直にお伝えします。
今どき、ではないかもしれませんが、そうやって「提案」をしてこそ私はプロだと思うのです。
そして、そうやって自信と誠意をもって行った提案がお客様を喜ばせることにつながった瞬間は、この仕事やっててよかったと思う瞬間です。
大変だったなぁと思ったのはどんなとき?
家を建てるということは、責任が重いということです。
失敗できないというのはもちろんですが、
一生に一回の買い物ですから、
やはりそれはそれなりのお客様にとって思い出にも残る家づくりをしなければならないと思っています。
以前、私の知り合いで中島という洋服屋が言っていたことなのですが、
「洋服一着売るのでも、キレイに畳んで丁寧に袋に入れるんだ。
家の引き渡しも、一軒をラッピングするくらいの気持ちでやらないと違うかい?」
この言葉に私はハッとして、
それ以降、できるだけお客様の記憶に残る家づくりになるよう、お客様との会話を、その過程を大切に家づくりをするようになりました。
社内で「これをやらせたら右に出るものはいない」ということはなんですか?
もちろん、大工の腕では負けないですし、
お客様と仲が良い、コミュニケーションが密であることも負けないというか、私のこだわりです。
年末のカレンダー配りは欠かさず。
もし、来なくなったら心配されるくらい、久米工務店のOB施主様の間では定着してきたイベントです。
今後、仕事(もしくはプライベート)で実現したい夢は?
「真心の家づくり」
「真心のお付き合い」
をこれからも続けていくことです。
真心とは、自分の真の心に反しない、嘘をつかないということ。
これは、これまでもこれからも変わらない私の信念であり、久米工務店の信念です。
今後の久米工務店は、現社長を中心に、新しい世代のお客様も増えていくことと思います。
それにあたっては、社長や専務、常務のバックアップ役として、
これまでの知識や経験、そしてつながりを引き継いでまいりたいと思います。